認知症の予防に効果があるサプリメントについて
認知症の予防に青魚がよいと、このサイトの魚離れが認知症を増やす?というページでも取り上げましたね。
青魚にはDHAやEPAという、必須脂肪酸が豊富に含まれています。
これらは、動脈硬化を防ぐだけでなく、脳細胞の変性を抑える働きもあるためです。
また、米ぬかに含まれる「フェルラ酸」というポリフェノールにも、認知症を防ぐ効果があるとされます。
ただし、青魚や米ぬかを毎日食べるのは、なかなか大変ですね。
そんな中、ありがたいことに、DHAやEPA、フェルラ酸はサプリメントで摂ることができます。
今回は、認知症の予防に効果がある「サプリメント」について説明します。
認知症の予防効果があるDHAとEPAのサプリメント
厚生労働省では、DHAやEPAは1日に1g摂ることをすすめています。
認知症予防のためにDHAやEPAを1g摂るためには、魚を1週間に3~4回食べる必要があります。
1回に食べる量は、サンマ(焼き)なら1日匹、マグロ(トロ)なら2切れ、しめサバなら5~6切れくらいです。
これよりも摂取量が少ない人は、サプリメントを使って補いましょう。
DHAやEPAのサプリメントは、いろいろなメーカーが商品を出してしますから、1つの商品が合わなくても他の商品を試してみるとよいでしょう。
認知症の予防効果がある米ぬかのサプリメント
広島大学の研究によると、軽度認知症の人に米ぬかの中に含まれるフェルラ酸を投与したところ、認知機能の改善が見られました。
玄米を食べれば米ぬかも一緒に食べられますが、玄米を炊くためには白米よりも圧力をかけて炊く必要があります。
また、食感も硬く見た目も黒っぽくなるために、玄米を食べ続けるのは難しいかもしれません。
フェルラ酸が含まれたサプリメントに、「フェルガード」があります。
フェルガードは、フェルラ酸の他にも「ガーデンアンゼリカ」と「バコパモニエラ」というハーブの成分が含まれています。
フェルガードは効果が強いため、購入には医師の紹介が必要です。
サプリメントは、あくまでも食事だけでは補えない栄養を「補助」するものです。
毎日の食事に魚や玄米・胚芽米などを取り入れながら、サプリメントも上手に利用しましょう。