アルツハイマー型認知症になりやすい人について
アルツハイマー型認知症になりやすい人について気にされる方が多いと思います。
高齢になればなるほど、アルツハイマー型認知症の発症リスクが高くなります。
もしかすると、将来、自分もアルツハイマー型認知症になってしまうのではないかと不安になりますね。
では、アルツハイマー型認知症になりやすい人は、いるのでしょうか?
今回は、アルツハイマー型認知症になりやすい人についてお伝えします。
アルツハイマー型認知症になりやすい人はどんな人?理由は?
静岡県藤枝市の認知症の家族の会が、認知症になりやすい人のタイプについて、面白い調査をしています。
*参照*静岡県藤枝市認知症家族会
認知症の介護をしているご家族から、認知症のご本人の性格などについて情報を集めました。
それによると、アルツハイマー型認知症になりやすい人の性格的傾向が伺えます。
(1)自己中心的?
自分が好き、自分に間違いは無い、自分の行いはいつも正しいなど。
(2)真面目?
ロマンティックな面が無い、融通がきかない、決めたことを変えないなど。
(3)せかせかしている?
せっかち、早とちり、いつも忙しそうにしているなど。
(4)社会性が狭い?
話題が狭い、世間体を気にする、見栄っ張りなど。
アルツハイマー型認知症は脳細胞の変性による「病気」です。
それは、誰にでも発症する可能性があるということです。
学歴が高い人や、高度な専門知識がある人でも、アルツハイマー型認知症にかかります。
しかし、上記の性格や考え方の傾向からアルツハイマー型認知症になりやすい人は、「思考の柔軟性」が乏しいように感じます。
ある学者は「性格とは、脳の使い方である」と言っています。
そうであるなら、思考の柔軟性が乏しいということは、使っている脳細胞に偏りがあるということかもしれません。
アルツハイマー型認知症になりやすい人の対策
アルツハイマー型認知症になりやすい人の対策には、どんなことがあるでしょうか?
上記のような性格は、悪いものとは言えません。
自分を好きでいることは、安易に不安感を抱かないために大切です。
正しい行いをする、決めたことを変えない、世間を気にするなどは、社会生活を営む上で大切です。
しかし、これらに「常に」「必ず」「絶対」などの文字が加わるようですと、多面的に脳細胞を使っていないのかもしれません。
上記の性格傾向にある人は、アルツハイマー型認知症になりやすい人かもしれないと考えて、次のような考え方も取り入れてみてはいかがでしょう。
- 自分と価値観が違っても、その人の生き方を尊重する
- 小説や映画などを見て、登場人物の気持ちになって考えてみる
- 一度決めた予定やルールでも、周囲の人や状況により妥当であるか検討する
- 男性らしさ、女性らしさ、年齢などから、服装や趣味を決めつけない
アルツハイマー型認知症になりやすい人の性格や考え方の傾向を見て、ドキッとした方。
自分の考え方や行動パターンは、自分で変えることができます。
今からでも、柔軟的な思考をしてアルツハイマー型認知症のリスクを減らしましょう。