アルツハイマー型認知症の多動について

アルツハイマー型認知症 多動

 

アルツハイマー型認知症の方に現れる症状の一つに「多動」というものがあります。

 

多動とは、文字通りウロウロと歩き回ったり、ずっとしゃべっているなどの状態です。

 

アルツハイマー型認知症による多動は、一般的に「徘徊」や「不穏」と表現されることもあります。

 

今回は、アルツハイマー型認知症の「多動」についてお伝えします。

アルツハイマー型認知症の多動の原因

「多動」という表現は、発達障害や精神疾患を持つ人(子供)などで使われることが多い言葉です。

 

アルツハイマー型認知症では、「徘徊」や「不穏」と表現されることもあるでしょう。

 

いずれにしても、多動とは、じっとしていられなかったり、絶えずしゃべっているなど落ち着きの無い症状です。

 

アルツハイマー型認知症の多動の原因

 

不安

 

アルツハイマー型認知症で見当識障害や記憶障害により、今の自分の状況がつかめない不安から、落ち着きが無くなり、多動となる場合があります。

 

注意力障害

 

アルツハイマー型認知症の注意力障害により、同じことを続けていられない場合があります。

 

食事中にきょろきょろと周囲を見回したり、歩き出してしまうなどの多動が現れます。

 

せん妄

 

「せん妄」は、一時的に意識が低下している状態です。

 

せん妄の原因には、脱水・発熱・脳の酸素欠乏・軽度の痛みなど、体調不良の可能性があります。

 

日中の活動低下により、睡眠障害がある場合にもせん妄を起こしやすくなります。

アルツハイマー型認知症の多動の対応

アルツハイマー型認知症で多動の症状が出ている場合には、声をかけて原因を探りましょう。

 

むやみに行動を止めさせようとすると、興奮したり暴力的になったりする場合があります。

 

正面からゆっくり近づき話しかける

 

アルツハイマー型認知症の場合、後ろから急に声をかけたり体に触れると、驚かせてしまい暴力や興奮につながります。

 

多動の症状が出ている人の正面に回り、充分に視界に入ったことを確認してから、声をかけたり体に触れたりしましょう。

 

話しを聞き、不安や寂しさを感じているようなら「一緒に居て欲しい」「ここに居てくれると助かる」などのメッセージを送りましょう。

 

可能であれば、一緒に歩いたりおしゃべりをしたりしましょう。

 

促して注意を向ける

 

アルツハイマー型認知症の方が食事に集中出来ない場合などは、間をおいて声をかけて食事を促しましょう。

 

多動によって塗り絵などの作業が続かない場合は、様子を見守ったり違うことをしてもらいましょう。

 

体調不良や薬の副作用に注意

 

脱水・発熱・酸素不足など、体調不良が無いかチェックしましょう。

 

高血圧の薬が効きすぎて多動が現れている場合などもあります。

 

体調不良や薬の影響については、医師に相談しましょう。

 

アルツハイマー型認知症の多動には、原因がある場合も考えられます。

 

不安などの感情や、体調不良・薬の副作用などが原因と考えられる場合には、介護者の対応を工夫したり医師に相談しましょう。

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