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アルツハイマー型認知症で怒りっぽい症状が出るのはナゼ?

アルツハイマー型認知症 怒る

 

身近な人が、年をとってから怒りっぽくなったと感じたことはありませんか?

 

穏やかだった人が、最近なんだか怒りっぽいと感じる方はいませんか?

 

それは、アルツハイマー型認知症によって怒りっぽい状態になったのかもしれません。

 

アルツハイマー型認知症で怒りっぽくなっている場合、対応の仕方で症状を和らげることができます。

 

今回は、アルツハイマー型認知症の「怒りっぽい」という症状についてお伝えします。

アルツハイマー型認知症で怒りっぽい症状が出る原因

アルツハイマー型認知症で怒りっぽい症状が出る原因はどこにあるのでしょうか?

 

まず、認知症の症状には、中核症状周辺症状があります。

 

中核症状とは、脳細胞の破壊や機能低下によって起こる症状です。

 

アルツハイマー型認知症の中核症状は、「記憶障害」「見当識障害」「失認・失語・失行」「実行機能障害」です。

 

中核症状により二次的に起こる症状を、周辺症状といいます。

 

アルツハイマー型認知症で怒りっぽい状態になるのは、周辺症状の1つです。

 

アルツハイマー型認知症では、症状が明らかになる前から何らかの異変を本人が感じている場合があります。

 

  • 「頭がハッキリしない」
  • 「仕事がはかどらない(思うように出来なくなった)」

 

などと表現する人もいます。

 

見当識障害で、自分や周囲のことが理解しにくくなり、不安や緊張が高くなっている場合もあります。

 

このようなアルツハイマー型認知症の人が、他人から「また忘れたの?」「同じ話を繰り返してる」などと言われたらどうでしょう。

 

イライラして怒りっぽくなると思いませんか?

 

アルツハイマー型認知症の人が怒りっぽい状態になる原因には、プライドや自尊心を傷つけられたと感じている場合があるのです。

 

アルツハイマー型認知症では、便秘や風邪気味などの体調不良をうまく訴えられなくて、怒りっぽくなるということもあります。

アルツハイマー型認知症で怒りっぽい場合の対応

アルツハイマー型認知症で怒りっぽい症状が現れている人には、どのような対応をすれば良いのでしょうか?

 

アルツハイマー型認知症の人は、物忘れや判断力が低下しても、感情を読み取る力は健在です。

 

しかし、アルツハイマー型認知症の人は、理解力の低下もあることは忘れてはいけません。

 

強い語調で声をかけられたり説明された場合、内容が理解できなくて「怒られた」と感じる場合があります。

 

アルツハイマー型認知症の人で怒りっぽい状態になっている場合、次のように対応してみましょう。

 

  • 正面から笑顔で穏やかに話しかける
  • 「出来ないこと」「忘れたこと」を責めない
  • アルツハイマー型認知症の人が怒りだしてしまったら、時間や距離を置いてお互いにクールダウン
  • 便秘など、体調の変化に注意する
  • 体に触れる時は、正面からゆっくりと説明しながら触れる

 

アルツハイマー型認知症の人が怒りっぽいからと言って、それは何も分からなくなるワケではありません。

 

プライドや自尊心があり、相手の感情を読み取る力は健在です。

 

介護する人は、それを忘れずにアルツハイマー型認知症の人に接しましょう。

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