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レビー小体型認知症のオンオフ現象について

レビー小体型認知症 オンオフ現象

 

レビー小体型認知症には、オンオフ現象と呼ばれる症状があります。

 

レビー小体型認知症を発症すると、一体何がオンオフになるのでしょうか?

 

それは、覚醒状態だったり運動機能だったりします。

 

今回は、そんなレビー小体型認知症のオンオフ現象についてお伝えします。

レビー小体型認知症のオンオフ現象の症状と原因

レビー小体型認知症で、オンオフ現象が起きるときの症状や原因についてご説明しましょう。

 

まず、レビー小体型認知症の治療には、L-ドーパ(レボドパ)という薬が使われます。

 

神経細胞にレビー小体が出来ると、神経伝達物質のドパミンを保持できなくなります。

 

レビー小体型認知症は、ドパミンの減少により脳からの指令が筋肉に伝わりにくくなるために、体の動きが悪くなったり意思に関係なく振るえたりします。

 

L-ドーパは、脳の中でドパミンに変換して神経細胞に保持されます。

 

レビー小体型認知症が初期の場合、L-ドーパの効果は長時間に及びます。

 

しかし、レビー小体型認知症が進行してくると、L-ドーパの作用する時間が減少します。

 

すると、薬の効果が出ている時と、薬の効果が切れた時の差がはっきりと分かるオンオフ現象となります。

 

レビー小体型認知症のオンオフ現象は、運動障害だけでなく思考や感情・感覚の障害も起こします。

 

また、レビー小体型認知症がさらに進行すると、薬の効果があるはずの時間でも突然動けなくなるオンオフ現象が起こります。

レビー小体型認知症のオンオフ現象の対策

レビー小体型認知症のオンオフ現象の対策はどうすれば良いのでしょうか?

 

レビー小体型認知症でオンオフ現象が起こったら、速やかに医師に相談しましょう。

 

勝手にL-ドーパを飲んではいけません。

 

安易にL-ドーパを増やすと、体が勝手に動く「ジスキネジア」の症状を起こしてしまいます。

 

レビー小体型認知症のオンオフ現象の対策として、薬を飲んだ時間とオンオフ現象の起こった時間を記録するとよいでしょう。

 

1日の日課や活動したい時間も、記録して医師に伝えましょう。

 

レビー小体型認知症のオンオフ現象の対策では、L-ドーパの量はそのままで飲み方を変える方法があります。

 

レビー小体型認知症の治療薬であるL-ドーパは、酸性の食べ物や飲み物と一緒に摂ると吸収がよくなります。

 

また、タンパク質はL-ドーパの効果を減弱します。

 

朝はタンパク質を控えめにして、夕食でタンパク質を摂るようにすると、オンオフ現象を起こしにくくなる可能性があります。

 

レビー小体型認知症のオンオフ現象は、病気が進行すると出現しやすくなります。

 

薬の飲み方を変えたり、薬の種類を変えるとオンオフ現象が軽減する可能性があります。

 

オンオフ現象の起こった時間などを記録して、医師に相談しましょう。

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