認知症の予防にクイズを行うことについて
認知症にクイズが効果的と言う話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
テレビのクイズ番組は、見ていてとてもおもしろいですね。
純粋に知識を問うものや、連想させるもの、ゲームを組み合わせたものなど、楽しみ方もいろいろです。
楽しくてアタマを使うとなれば、認知症にも効果がありそうです。
今回は、認知症の予防や認知機能の改善に役立つ「クイズ」について説明します。
認知症の脳トレになるクイズの問題は?
認知症の脳トレになるものは、純粋な知識を問うものではなく、読み書きや計算です。
大手学習塾の公文(くもん)は、東北大学の川島隆太教授と福岡県の介護施設との共同研究で、学習療法を確立しました。
週に5日、20~30分の学習療法で、脳の前頭前野機能(人間らしい社会性・論理性をつかさどる部位)の活発化を促すとされます。
介護施設などのレクリエーションにも取り入れられるのが、連想クイズ。
「9月と言えば何でしょう?」のように、回想法に繋がるような問題もいいですね。
「月見」「ススキ」「栗」とか、答えは何でもアリでしょう。
クイズ以外で認知症の予防になるものは?
認知症の予防的効果をねらうなら、数独(ナンバープレイス)や、ピクチャーロジック(お絵かきロジック・ピクロス)・クロスワードパズルなども有効です。
これらのパズルは、簡単なものから徐々に難しいものに挑戦できるところもいいですね。
私の知っている例としては、家族で楽しくやって、お父さんの認知機能の向上を実感したというケースもあります。
介護施設のレクリエーションでクイズをするなら、「分かった人は足元のボールを取る」など、ゲームの要素も取り入れると身体も動かせてリハビリ効果がアップするでしょう。
クイズやパズルなどの遊びは、認知症の予防が楽しみながら出来るというのがイイですよね。