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前頭側頭型認知症の介護方法について

前頭側頭型認知症 介護方法

 

前頭側頭型認知症は、アルツハイマー型認知症などと違って「物忘れ」が起こりにくい認知症です。

 

実は、前頭側頭型認知症は、介護方法が難しい認知症ともいわれます。

 

それは、前頭側頭型認知症の症状が、とても多彩であることも一因なのかもしれません。

 

今回は、前頭側頭型認知症の「介護方法」についてお伝えします。

前頭側頭型認知症の介護方法の問題点

前頭側頭型認知症の介護方法に対する問題点についてふれて見ましょう。

 

前頭側頭型認知症は、脳の前頭葉と側頭葉が萎縮する認知症です。

 

ピック病ともいわれますが、ピック病は「前頭側頭型認知症に含まれる病態」のことです。

 

脳の前頭葉は、物事を判断したり理性や感情をコントロールする働きをします。

 

他人と共感したり他人を思いやるなどの、情動をコントロールするのも前頭葉です。

 

側頭葉(多くの場合左側)は、言語を使用したり理解する働きをします。

 

前頭側頭型認知症は、人が社会で生活していくのに必要な能力が低下するため、介護方法が難しい認知症といわれます。

 

前頭側頭型認知症の介護方法で問題となる症状

 

自分勝手な行動

 

  • 自分の言いたい事だけを言って立ち去る
  • 店の品物を勝手に持ってくる
  • 無銭飲食をする
  • 自分の意のままに物事が進まないと怒る

 

意欲の低下

 

  • いつも同じ服を着る
  • 風呂に入らない
  • ボーっとしている

 

こだわり

 

  • 天候や都合に関係なく散歩に行く
  • 同じコースを1日に1~2回まわる
  • 時刻表で決められているかのように行動する

 

前頭側頭型認知症の行動だけに目を向けると、家族や介護者は振り回されてしまいます。

 

前頭側頭型認知症の特徴を知って、介護方法を考える必要があります。

前頭側頭型認知症の介護方法は具体的にどうすれば良い?

前頭側頭型認知症の介護方法は、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか?

 

前頭側頭型認知症の介護は、家族だけでは困難になります。

 

早期から医師、地域包括支援センター、ケアマネージャー、介護施設などに協力を依頼しましょう。

 

今まで温厚で思慮深い人でも、前頭側頭型認知症になると頭に浮かんだことをそのまま行動に移してしまいます。

 

考えられないような事柄にこだわる場合もあります。

 

前頭側頭型認知症の介護方法で注意することは、さりげなく誘導することです。

 

強い口調で注意しても、その場を立ち去ってしまったり逆に暴力を振るったりします。

 

こだわりを利用して、生活スケジュールや日課など同じ行動をとらせるようにしましょう。

 

前頭側頭型認知症は、現れる症状が多彩なため介護方法がつかみにくい病気です。

 

人格が変わってしまうので、家族の驚きや戸惑いは大きいでしょう。

 

家族だけでは疲弊してしまいますので、認知症専門医、精神科医、ケアマネージャー、施設職員など介護のプロと協力して介護していきましょう。

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