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脳血管性認知症の性差について

脳血管性認知症 性差

 

脳血管性認知症は男性と女性で、なりやすさに性差があるのでしょうか?

 

それは、いったいなぜでしょうか?

 

脳血管性認知症に限らず、病気が発症する性差について気にされる方はとても多いように感じます。

 

今回は、脳血管性認知症の性差についてお伝えします。

脳血管性認知症に性差はあるか?その理由は?

まず、脳血管性認知症に性差があるかどうかを見て行きましょう。

 

認知症の原因となる病気の割合は、65歳以上の高齢者ではアルツハイマー型認知症が半数以上を占めます。

 

しかし、64歳以下の若年性認知症では、脳血管性認知症の割合が40%近くを占めて1位となります。

 

若年性の脳血管性認知症では、性差として男性のほうが女性より1.9倍多いという報告もあります。

 

これは、脳血管性認知症の発症の要因となる病気に、関係があると考えられています。

 

脳血管性認知症の発症の要因となる病気

 

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症

 

高血圧、糖尿病、脂質異常症とも、閉経前の女性の発症率は、男性よりも少ないことが分かっています。

 

また、脳卒中の要因となる喫煙では、男性が32.2%に対し、女性は8.2%と男性に多いことも関係があるでしょう。

 

以上のことから、性差としては、男性の方が女性よりも、若い頃から脳血管性認知症になるリスクが高いといえるでしょう。

脳血管性認知症の性差についての対策は?

では、性差で脳血管性認知症を発症しやすい男性は、どのような対策をとればよいのでしょうか?

 

脳血管性認知症の性差を少なくする対策

 

高血圧を予防する

 

高血圧は、脳血管性認知症の性差のリスクを高めます。

 

血圧の上昇には、塩分摂取量が関係しています。

 

日ごろから、塩分の取り過ぎに注意しましょう。

 

過労や過剰なストレスも、血圧を上昇させます。

 

充分な休養をとり、脳血管性認知症の性差をなくしましょう。

 

肥満を防ぐ

 

女性の肥満では皮下脂肪が多いのに対し、男性の肥満では内臓脂肪が多い傾向にあります。

 

これが、脳血管性認知症の性差になるとも考えられています。

 

内臓脂肪が多いと、腎臓や膵臓の機能を低下させるおそれがあります。

 

腎臓の機能低下では高血圧の、膵臓の機能低下では糖尿病の発症リスクを高めます。

 

禁煙する

 

喫煙している時には、毛細血管が縮んで高血圧なったり、脳細胞への酸素供給が減少したりします。

 

喫煙率は男性の方が高いため、脳血管性認知症の性差に現れていると考えられます。

 

健康診断を受ける

 

2014年の厚生労働省の調査によると、健康診断を受けていない人のほうが不健康になりやすという結果が出ています。

 

健康診断を受けていない人は、肥満や高血圧に気付きにくいと考えられます。

 

若い時から肥満や高血圧になりやすい男性のほうが、脳血管性認知症のリスクが高いので、積極的に健康診断を受けましょう。

 

脳血管性認知症の発生要因から考えると、男性のほうが若い頃からリスクがあるという性差があります。

 

男性の方は、特にご注意ください。

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