認知症の疑いがあると言われたら、どうする?
ニュースでは連日、高速道路の逆走や、アクセルとブレーキの踏み間違いによる車の事故が報道されていますよね。
逆走していた70代の運転者は、「高速道路を走っているつもりは無かった」と話しています。
認知症の症状が疑われるケースですね。
今回は、認知症が疑われる場合に、どのように対応したらよいかをお伝えします。
認知症が疑われた時の相談窓口は?
70歳以上の人が運転免許を更新する場合には、高齢者講習を受けなければならないなど、認知症の対策は一般的になりました。
ところが、認知症の対策や意識の高まりに対して、その「相談窓口の情報」が少ないように感じます。
このサイトなど、インターネットで検索して基礎知識を仕入れることも大切ですが、具体的な対応については、住んでいる市町村の「地域包括支援センター」に相談しましょう。
「地域包括支援センター」は、市町村の役所内や、老人施設・社会福祉協議会に併設されています。
認知症が疑われた時の相談窓口がない場合は?
認知症の相談窓口が、近くで見つけられない場合もあるかも知れません。
その場合は、かかりつけの医師に相談して、認知症専門病院を紹介してもらうこともよいでしょう。
認知症が軽度の時から認知症専門医と信頼関係を築いておくと、周辺症状が出たり、介護する上で問題が起こったりした場合に、本人と家族の個別性に合ったアドバイスを受けられるからです。
「かかりつけ医」がいない場合は、日本認知症学会のホームページから、近くの認知症専門医を探して受診してもよいでしょう。
認知症は、70歳以前でも発症するケースはたくさんあります。
親や周囲の人の認知症が疑われたら、早めに相談して専門医を受診しましょう。
認知症には、治療によって治るものもありますからね。