認知症の人も利用できる「特養」について
認知症の人の介護は、365日休みがありませんね。
家族ががんばりすぎて体調を崩してしまうと、認知症の人の生活も立ち行かなくなってしまいます。
認知症が軽度の時から「特養(特別養護老人ホーム)」を利用しておくと、認知症の人にも家族にもメリットがあります。
今回は、認知症の人も利用できる「特養」について説明します。
介護施設「特養」とは?
あらためてご説明しますと、特養とは「特別養護老人ホーム」の略称です。
経営母体は「社会福祉法人」で、都道府県から指定を受けている介護保険の「介護老人福祉施設」です。
平成26年度の時点で、特養は全国に7,982施設あります。
特養を利用できるのは、介護保険の「介護認定」を受けている人に限られます。
特養の利用の仕方には、デイサービス・ショートステイ・入所の3つがあります。
デイサービスは、施設に通うサービスで、週1回から利用できます。
ショートステイは1カ月間に連続で30日を超えない日数で施設に泊まるサービスです。
認知症の人が入所できる特養 入所の可否と費用について
特養は入所期間に制限が無く「終の棲家」となること、月額8~15万円(介護度により変動)で利用できることにより、なかなか入所できないという現状があります。
特養に入所できるのは、介護保険で「要介護1以上」の人ですが、平成27年4月以後の新規の入所申し込みは、「要介護3以上」の人となります。(※例外となるケースあり)
認知症が軽度のうちから「特養のデイサービス」を利用しておくと、認知症の人とスタッフが顔なじみになれます。
そうすると、ショートステイや入所をしても、認知症の人の混乱が少なくなる可能性がありますので、おススメの入り方の一つです。
特養を受けることが難しい場合は?
特養はありがたい制度ですが、なかなか入所できないというのが難点です。
そんな時には、有料老人ホームを探してみるのも良い選択の一つです。
しかし、実際に老人ホームを探すとなると・・・
- 認知症の人の受け入れ体制があるのか?
- 費用はどれ位かかるのか?
- 通える距離に老人ホームがあるのか?
などなど、いろいろ疑問や不安が出てくることでしょう。
そんな時におススメなのが、無料で全国2,800以上の高齢者施設が探せるシニアのあんしん相談室 老人ホーム案内というサービスです。
「地域」だけ選択すれば、希望にピッタリの老人ホームが探せますし、無料なので安心して比較ができます。
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