認知症の人の介護で疲れた方へ
認知症の介護には、身体的負担の他に精神的な負担が大きく、疲れが蓄積して行きます。
認知症の人は、介護される必要性が理解できないために、食事や排せつといった日常的な介護でさえ時間や労力がかかるためです。
介護はいつ終わるか分からないことも、精神的な負担となり、介護疲れを加速させます。
しかし、接し方によっては、笑えたり通じあえたと感じたりすることもありますから、悲観ばかりしないで上手に乗り切りましょう。
認知症の介護に疲れを感じた時の精神的な対処法
認知症の人は、論理的に理解することができない分、感情を読み取る力は強くなっている印象を受けます。
そのため、まずは笑顔を向けて優しく「どうしました?(どうしたの?)」と問いかけることが大切です。
ただし、これが血縁のある家族だとかえって難しい場合があります。
認知症を発症する前からの言葉のかけ方や、関係により「急に変えられない」「親に向かってそんなことをする必要はない」などと考えてしまうためです。
その結果、認知症になった親と衝突してしまい、「親の介護に疲れる」ということになります。
優しくて頼りがいのあった親が、怒りっぽくなったりツジツマの合わないことを言ったりして、認めたくない、近寄りがたいという場合もあるでしょう。
このようなことに対しては、全て「病気がさせていることだ」と自分に言い聞かせ、俳優になったつもりで認知症になった親と接してください。
慣れてくると1歩離れてみられるようになり、自分に余裕が生まれます。
また、1人で抱え込まないで、専門医や介護のプロの手を借りましょう。
認知症の本人は、他人を拒否するかもしれませんが、ひるまずに認知症の親から離れる時間を作りましょう。
認知症に疲れた方が陥りやすい「介護うつ」とは?
認知症の人を介護する側の人に、
- 眠れない
- 食欲がない
- 買い物に行きたくない
- 自分しか介護する人がいないと感じる
- 親だから見なければいけないと感じる
などが出てきたら、「介護うつ」の症状かもしれません。
そうなると、介護する人も潰れてしまう可能性がありますから、周囲にSOSを出しましょう。
周囲の人も、そのSOSに対して是非気を付けてあげてください。
誰でも「ありのままの姿でいられる」ということは、安心できることです。
これは認知症の人も同じです。
出来ないことを非難するのではなく、出来ることを喜びあうと認知症の人とも笑いあえるでしょう。
介護疲れがピークになりそうな時には?
介護疲れがピークに達していてどうしようもなくなることはは、誰しもあることだと思います。
そんな時には、思い切って有料老人ホームを探してみるのも良い選択の一つです。
しかし、実際に老人ホームを探すとなると・・・
- 認知症の人の受け入れ体制があるのか?
- 費用はどれ位かかるのか?
- 通える距離に老人ホームがあるのか?
などなど、いろいろ疑問や不安が出てくることでしょう。
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