認知症の人の施設の探し方はどうしたら良いの?
認知症で自宅での生活が困難になった場合、施設への入所を検討する必要性が出てくるでしょう。
「自分の親だからやらなくっちゃ」
・・・という気持ちで介護をなさっていた方でも、ご自身の限界を超える介護は、認知症になったご本人と共倒れになってしま可能性があります。
もう限界かもしれないと思う前に、いろいろなリサーチをしておくことが大切です。
では、認知症の人が利用できる施設の探し方は、どのようにすればよいのでしょうか?
今回は、認知症になった方を受け入れてくれる「施設の探し方」についてお伝えします。
認知症の人を受け入れてくれる施設の探し方
まずは、認知症の人が利用できる施設の種類を見てみましょう。
認知症の人が介護保険で利用できる施設
- グループホーム:認知症対応型共同生活介護
- 老健(ろうけん):介護老人保健施設
- 特老(とくろう):介護老人福祉施設
- 療養(りょうよう):介護療養型医療施設
認知症の人が利用できる民間の施設
- サ高住:サービス付き高齢者向け住宅
- 有料老人ホーム
- ケアハウス:軽費老人ホーム
認知症の人を受け入れてくれる施設は、たくさんあります。
民間の施設の場合、入居条件やサービス内容が施設ごとに違いますので注意しましょう。
認知症の人の施設を探す時には、地域包括支援センターや役所の介護保険課、福祉課、福祉協議会などが相談に乗ってくれます。
一人で探すよりも効果的ですから、是非相談してみましょう。
認知症の人を受け入れてくれる施設を探す際の注意点
認知症の人を受け入れてくれる施設を探す際には、次の点に注意しましょう。
- 入所(入居)費用
- 食費や介護サービスの費用
- 明記されていない雑費はどの位か
- 介護認定の必要性と介護度
- その認知症の人が生活する上で、どんなことに支援が必要か把握しておく
- どのように医療機関を受診するか
- 認知症の人がどのような状態になったら退所(退居)しなければならないか
- どのような介護サービスを受けられるか
介護保険を利用する施設でも、民間の施設でも、「全てをうまく取り計らってくれる施設」はありません。
施設の規定や入所(入居)条件があり、施設職員の人数にも限りがあります。
認知症の人がどのような生活や介護を望み必要とするかによって、選ぶ基準が異なります。
それらをはっきりさせておくことが、認知症の人の施設を探す際に大切です。
認知症の人の施設を探す際には、実際にどのくらいの費用が必要かを知ることも大切です。
入所(入居)費用の他にも、食費や介護サービスに必要な費用が、別に加算される施設があります。
衣服の洗濯代やティッシュペーパー・オムツなどの生活雑費が別料金の施設もあります。
これらを踏まえておかないと、入所(入居)後の費用が払えないなどのトラブルになりかねません。
認知症の人が生活する上で、施設の入所(入居)が必要になることは容易に想定されます。
初期の頃から情報を得たり、ケアマネージャーなどに相談しましょう。
認知症の人が入れる施設を、無料でカンタンに探せる方法は?
実際のところ、認知症の方が入れる施設を自分で探すとなると、とにかく大変だということに気づかされます。
私も、経験者なので、痛いほどよく分かりますが、
- 認知症の人の受け入れ体制があるのか?
- 費用はどれ位かかるのか?
- 通える距離に老人ホームがあるのか?
などなど、いろいろ疑問や不安が出てくることでしょう。
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