認知症かも!?病院に連れて行くにはどうすれば良い?
認知症かも!?と思ったとき、病院に連れて行くにはどうすれば良いのでしょうか?
「親の物忘れがひどい」「夫の物忘れが心配」こんな相談を、ネット上の質問サイトでよく見かけます。
その際、「認知症の人を病院に連れていくにはどうすれば良いのか?」と迷うことも多いようです。
認知症を患う人が増えるというニュースはよく目にしますが、認知症の人や家族の日常生活の様子は、なかなか知られていないので、まだまだ偏見が強いように感じます。
初期の認知症の人が「何だかおかしい」という感覚を持っていても、ボケたとバカにされるのではないか、自分はおかしくないなどの感情が働き、自分から受診しようとする人は少ないのが現状でしょう。
今回は、認知症を疑った場合に、病院に連れて行くにはどうすれば良いのか?について説明します。
認知症を疑って病院に連れて行くにはタイミングが重要
認知症を疑って病院に連れて行くには、決断するタイミングが重要です。
家族が認知症を疑って病院に連れて行こうとする時は、何か困った事が起きてからの場合が多くなります。
しかし、それよりも前に「話のつじつまが合わない」とか、「引きこもりがちになる」とかの変化には気づいている場合が多いのです。
この「認知症かな?」というちょっとした変化が起きている時が、病院に連れていくには良いタイミングです。
では、認知症が疑われる行動についての例を、いくつか並べて見ましょう。
認知症が疑われる行動
- 好きな趣味をしなくなる
- 外出しない、引きこもりがちになる
- 料理をしなくなる、味付けが変わる
- 日用品で同じ品物が極端に多い、同じものを毎回買ってくる
- 場所や名前を言うのではなく、「あれ」「これ」と言うことが多くなる
- 人柄が変わる
認知症を疑って病院に連れて行くには、まず、これらをチェックすることから始めてみましょう。
認知症を疑って病院に連れて行くには手順が大切
認知症を疑って病院に連れて行くには、その手順が大切です。
周囲にいる人はあまり意識しないことが多いのですが、認知症の人にもプライドがあり、自分を守ろうという意識が働きます。
認知症の方を病院に連れて行くには、本人の気持ちを逆撫でするようなことは、厳禁です。
それらを念頭に置いて、「物忘れなどで困った状態が起きている」こと、「認知症は治る可能性もあるから早く病院に行こう」などと説得しましょう。
かかりつけの医師がいるなら、そこから専門医に紹介状を書いてもらう方法もあります。
不意打ちで騙して病院に連れて行っても、その後の関係が悪化して治療や検査が継続できない可能性があります。
認知症の患者をうまく病院に連れて行くには、「家族のためにも受診して欲しい」と心から訴えることが大切です。