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認知症、ずっとしゃべることについて

認知症 ずっとしゃべる

 

認知症が方がずっとしゃべることについて、あなたはどのように感じていますか?

 

認知症の方が、勢いよく楽しそうにずっとしゃべっているときに、電話が鳴ったり、来客があったりすると、認知症の方は話を止めてしまいます。

 

そこには、仕事だから仕方がない、という諦めがあるようにみえます。

 

認知症の方が場の変化を察して、気持ちよくしゃべっていた時間を中断してくれるのでしょう。

 

そんな時、私は介護職としての力不足を感じます。

 

対して、認知症の方が介護者に向けてずっとしゃべるのは、信頼関係が築けている証拠です。

 

しかし、それが日々繰り返されるのであれば、微笑ましいと感じることはできません。

 

介護者にとって大きな負担となってしまいます。

認知症の方がずっとしゃべるのは何故?

では、認知症の方は何故ずっとしゃべる(話しかける)のでしょうか?

 

代表的な症状や原因についてご説明します。

 

(1)不安

 

認知症の方は、記憶障害や見当識障害(時間、場所、人物など基本的な状況を把握する能力が低下すること)により、不安になったり落ち着きをなくしたりすることがあります。

 

強い不安により、ずっとしゃべることが原因の場合があります。

 

(2)不満

 

誰もが自分の話を聞いてほしいと思うとき、希望や共感を求めて話をするのではないでしょうか。

 

認知症の方がずっとしゃべるのは、満足感が不足していることと関係していることもあります。

 

(3)寂しさ

 

人は社会と密接に繋がっています。

 

寂しさや孤立感を感じたときに、誰かと関わりを持ちたいと思いませんか。

 

認知症の方がずっとしゃべるのは、寂しいという気持ちの裏返しかもしれません。

 

(4)精神疾患

 

以前、ずっとしゃべっているおばあちゃんのご家族から相談を受けたことがあります。

 

食事、就寝時以外はずっとしゃべっており、ご家族がトイレに行くときも後を追うようにして、しゃべっておられました。

 

そのおばあちゃんは認知症ですが、精神的な疾患もありました。

 

ずっとしゃべっている原因は、精神的な症状だったのです。

 

次章では、認知症の方がずっとしゃべる状態が落ち着く方法をご紹介しましょう。

認知症の方がずっとしゃべる時の対処方法

心を許している人と話をするのは、誰にとっても楽しい時間です。

 

あっという間に時間が過ぎてしまいます。

 

嫌いな人に対しては、接触そのものを避けるはずです。

 

認知症の方がずっとしゃべるのは、あなたが好きな人だからなのだと理解して、対処方法を試してくださいね。

 

(1)不安

 

認知症の方がずっとしゃべっているときの表情をよく見てください。

 

表情が硬ければ、ずっとしゃべっているときは、どのような状況か確認しましょう。

 

外出から帰ったとき、来客があったときなど思い当たることがあれば、慣れた場所に出かけるようにする、来客があるときは自室で過ごしてもらうよう工夫すると落ち着いてくることがあります。

 

(2)不満

 

認知症の方がずっとしゃべっているときに訴えていることがありませんか。

 

不満が満足にかわるように、認知症の方の話を肯定してみましょう。

 

ずっとしゃべっている状態が緩和される場合があります。

 

(3)寂しさ

 

認知症の方ができることや以前やっていたことがあれば、お願いして役割づくりをしましょう。

 

簡単なことでもできたら誉めてください。自分が認められていると感じると、寂しさは薄れるものです。

 

また、地域の傾聴ボランティアを利用してはどうでしょうか。

 

認知症の方の話を、介護者がじっくり聞くことが難しいときは、研修を受けたボランティアの方が、自宅を訪問して話を聞いてくれるのです。

 

興味があれば、地域包括支援センターに相談してくださいね。

 

(4)精神疾患

 

精神科もしくはメンタルクリニックの受診をお勧めします。

 

高齢者の精神疾患は、心理・社会的な原因以外にも脳の障害が関連しています。

 

とくに認知症の方の初期症状と関わりがあるからです。

 

最後に、「またしゃべってる」ではなく「(私が好きだから)聞いてほしいのね」と考えながら、認知症の方の話に耳を傾ける姿勢を心がけることが、介護者自身の気持ちが楽になる対処方法なのです。

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