認知症の予防とチェックについて
「認知症になったらどうしよう!」
と、いたずらに不安になることより、ふだんの生活において、認知症になるリスクを回避することはとても重要です。
認知症になるリスクの中には、「知っていれば未然に防げることがある」ということも知っておきましょう。
ここでは、認知症にならないための「リスク回避」ついて、いくつかご説明します。
「認知症になったらどうしよう!」
と、いたずらに不安になることより、ふだんの生活において、認知症になるリスクを回避することはとても重要です。
認知症になるリスクの中には、「知っていれば未然に防げることがある」ということも知っておきましょう。
ここでは、認知症にならないための「リスク回避」ついて、いくつかご説明します。
高血圧による脳卒中のリスクは高く、長らく日本人の死亡原因の上位を占めていました。救急医療の体制の整備、脳卒中の治療技術の発展、治療薬の開発、減塩の食生活の啓蒙などにより、脳卒中の死亡率は低下しています。おかげさまで(?)日本は今や長寿社会。今度は、「認知症と高血圧の関係」が注目されるようになりました。今回は、認知症のリスクと高血圧の関係について説明します。
糖尿病は痛みを感じないために、ジワジワと進行していつの間にか悪化するコワイ病気です。糖尿病が進行すると、失明・腎臓病(人工透析が必要になる)・神経障害(足先のしびれや壊死)という合併症をおこします。ところが、最近の海外の糖尿病研究では、認知症を「第4の合併症」としてもよいという考え方を示したものもあります。こうなると、何としても糖尿病にならないように、悪化しないように努めなければいけませんね。今回...
今や、うつ病は社会的な問題で、日本は先進国の中でも「うつ病による自殺」が多い方に入ります。認知症の初期は「うつ病」によく似ているので、鑑別が付くまでに時間がかかります。それは、「食欲が無くなる」「引きこもりがちになる」「眠れなくなる」などの症状が、うつ病と認知症の両方で見られるためです。勝手に「うつ病」だろうと判断していると、認知症の発見が遅れることになるかもしれません。今回は、認知症と「うつ」に...
「酒は百薬の長」とも言いますし、お祝い事などの行事や儀式には欠かせません。一方、「アルコール性痴呆」という病名は、アルツハイマー型などの認知症が注目される前からありました。さて、お酒との付き合い方はどうすればよいのでしょう?疫学的調査では、全くお酒を飲まない人よりも少量のお酒を飲むほうが、認知症のリスクが低くなるという、何ともビミョウな結果が出ています。今回は、認知症とお酒の関係について説明します...
駅の構内やレストランなど公共の場では分煙化がすすみ、タバコ代もどんどん値上げされ、愛煙家には厳しい状況ですね。追い打ちをかけるようですが、「タバコは認知症になるリスクも高める」という調査結果が出ています。まず、タバコを吸うと血管が収縮して、血圧が上がることが分かっています。そして、血圧の変動が大きければ「脳出血」や「脳梗塞」のリスクが高まるなどで、喫煙者の「脳血管性認知症」の発症リスクは、ナント!...
アルツハイマー型認知症など、脳細胞の変性によって起こる認知症は、ゆっくり進行するのが特徴です。ところが、2~3ヶ月の間に急に進行して歩けなくなったり、尿を失禁したりしてしまう認知症があります。これは、頭をぶつけたり転んだりした時の「頭部外傷」による認知症で、治療をすると良くなる「慢性硬膜下血種」という病気の可能性があります。今回は、認知症の原因となる「頭部外傷」についてご説明します。