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免許更新のために認知症テストが必要?

今、運転免許更新のための認知症テストというのがあります。

 

街中を車で走っていて、極端にノロノロ運転をしている車を見かけたことはありませんか?

 

運転席を見ると、明らかに高齢なドライバー。

 

「判断力は大丈夫かな?」と、思ってしまいますね。

 

2015年6月に道路交通法の改正が成立しました。

 

それに伴い、75歳以上のドライバーについては、認知機能の検査を受けることが義務付けられました。

 

つまり、免許更新のための認知症テストです。

 

ところで、運転免許更新のための認知症テストとは、どんなことを検査するのでしょうか?

 

今回は、運転免許更新時などに行われる認知症テスト、「講習予備検査(認知機能)」についてお伝えします。

免許更新時の認知症テスト「講習予備検査(認知機能)」とは?

運転免許更新時の認知症テスト「講習予備検査(認知機能)」についてご説明しましょう。

 

警察庁のホームページによると、75歳以上のドライバーに行われる講習予備検査とは、次のような内容です。

 

【1】検査時の年月日、曜日、時間を問う
【2】16枚のイラストを見て覚える
【3】ランダムに並んだ数字の中から、指示された数字をチェックする
【4】先ほどの16枚のイラストについて、何が描かれていたかを答える(筆記)
【5】時計描画

 

【1】は時間の見当識を問うものです。

 

長谷川式認知症スケールMMSEにもありましたね。

 

【2】【4】は、短期記憶を見るものです。

 

違う作業をしてから問うので、記憶の再生ができるかを見ています。

 

【3】は、集中力、注意力を見るものでもあります。

 

【5】は、クロッキーテストに似ています。

 

空間認識や時計の概念の理解などを見ています。

 

警察庁のホームページでは、運転免許更新のための認知症テスト「講習予備検査(認知機能)」の採点基準も示されています。

 

その中の時計描画については、認知症の判定に使われるクロッキーテストよりも、かなり甘い採点基準という印象を持ちます。

免許更新時の認知症テストの対象者は?

運転免許更新時の認知症テスト「講習予備検査(認知機能)」には対象者の基準があります。

 

講習予備検査を受けなければいけない人は、「免許更新時に75歳以上となるドライバー」です。

 

また、75歳以上で一定の交通違反のあったドライバーは、免許の更新時期にかかわらず講習予備検査を受けなければいけません。

 

講習予備検査で「認知症の疑いあり」となれば、医師の診察を受ける必要があります。

 

医師から「認知症」と診断された場合、運転免許の取り消し(または停止)となります。

 

免許更新のための認知症テスト「講習予備検査」と、その採点基準は、警察庁のホームページで公開されています。

 

家庭で、予め検査をしてみてはいかがでしょう。

 

認知症が疑われて、車の運転をやめてほしいケースもあると思います。

 

そんな時、「免許更新の時の義務だから」と認知症テストを受けてもらうという使い方もできそうです。

 

認知症の疑いがあると分かれば、受診のキッカケにできるでしょう。

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