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脳血管性認知症に発作型と緩徐型があることをご存知ですか?

脳血管性認知症 発作型 緩徐型

 

脳血管性認知症には、発作型緩徐(かんじょ)型があることをご存知でしょうか?

 

脳血管性認知症が急激に発症するタイプを「発作型」、ゆっくりと発症タイプを「緩徐(かんじょ)型」といいます。

 

脳血管性認知症の発作型と緩徐型の違いは、どのようなものでしょう?

 

今回は、脳血管性認知症の発作型と緩徐型についてお伝えします。

脳血管性認知症の発作型と緩徐型の違い

脳血管性認知症は、脳細胞に栄養や酸素を送っている血管の障害による認知症です。

 

脳の血管の障害が急激に起こった場合は「発作型」、ゆっくり起こった場合は「緩徐型」の脳血管性認知症となります。

 

発作型の脳血管性認知症の原因

 

「かたまり」が脳の血管に詰まる

 

不整脈(脈拍のリズムが不規則な症状)などがある場合、心臓の中に血液のかたまり(血栓)が出来ることがあります。

 

何かの拍子に血液のかたまり(血栓)が脳の血管に流れて、脳の血流を止めると発作型の脳血管性認知症を発症します。

 

動脈硬化などで、血管の中にコレステロールや白血球のかたまりが出来る場合があります。

 

動脈の中に出来たコレステロールや白血球のかたまりを「アテローム」といいます。

 

何かの拍子に首の動脈にあるアテロームがはがれて、脳の血流を止めると発作型の脳血管性認知症を発症します。

 

出血する

 

脳の血管に「動脈瘤」という血液のコブが出来る場合があります。

 

脳動脈瘤が破裂して脳出血の発作が起こると、脳血管性認知症を発症する場合があります。

 

事故などの外傷により脳の中に出血が起こった場合も、発作型の脳血管性認知症になる可能性があります。

 

緩徐型の脳血管性認知症の原因

 

脳の小さな血管が少しずつ詰まる

 

動脈硬化が進むと、脳の細い血管が詰まり脳の酸素・栄養供給が悪くなります。

 

これにより緩徐型の脳血管性認知症になります。

 

脳の血流量が低下する

 

心臓の不整脈や血圧の低下があると、脳の血流量が減り脳細胞への酸素供給が減少します。

 

脳は酸素不足に弱い臓器ですが、その中でも「海馬」や「大脳皮質」といった部位は、酸素不足に弱いため緩徐型の脳血管性認知症となります。

脳血管性認知症の発作型と緩徐型の対策

脳血管性認知症には、急激に起こる「発作型」と、ゆっくりと発症する「緩徐型」があります。

 

緩徐型の脳血管性認知症は、進行する可能性が高いことも特徴です。

 

発作型であれ緩徐型であれ、脳血管性認知症の発症を予防することや進行を防ぐことが大切です。

 

脳血管性認知症の発作型と緩徐型の対策

 

血管を守る

 

生活習慣病などで、動脈硬化を進行させないようにしましょう。

 

心臓に持病がある方は、定期的に医師の診察を受けて血栓が出来ないようにしましょう。

 

血圧をコントロールする

 

高血圧は「発作型」、低血圧は「緩徐型」の脳血管性認知症を発症するリスクがあります。

 

塩分や水分を適度に摂って、血圧をコントロールしましょう。

 

普段から歩くように心掛けると、血流も良くなり効果的です。

 

脳血管性認知症は、発作型であれ緩徐型であれ、脳だけでなく全身の状態によって発症するリスクがあります。

 

定期的に健康診断を受けたり、脳ドックを受けたりすると、脳血管性認知症の発症を未然に防げるでしょう。

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