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認知症で歩行障害になるケースについて

認知症 歩行障害

 

歩行障害は、認知症の人にはよく見られる症状です。

 

歩行障害を特徴とする認知症には、レビー小体型認知症・慢性硬膜下血種・正常圧水頭症(せいじょうあつすいとうしょう)があります。

 

レビー小体型認知症と慢性硬膜下血種については、このサイトでも説明されていますね。

 

正常圧水頭症の原因については、まだ分かっていませんが、慢性硬膜下血種と同様に、脳外科の手術で治る認知症の1つです。

 

今回は、歩行障害を特徴とする認知症の「正常圧水頭症(せいじょうあつすいとうしょう)」について説明します。

歩行障害を特徴とする認知症の正常圧水頭症とは?

歩行障害を特徴とする認知症、正常圧水頭症(せいじょうあつすいとうしょう)とは、どのようなものでしょうか?

 

脳には、中心に「脳室(のうしつ)」という場所があり、そこでは「髄液(ずいえき)」という脳を保護する液体が作られています。

 

脳室で作られた髄液は、脳の中と背骨の中の脊髄を巡った後に、頭の真上にある静脈で吸収されます。

 

何らかの原因でこの髄液の流れが悪くなると、脳の中が「水浸し」になってしまい、歩行障害・認知症・尿失禁という症状が出てきます。

 

これを、正常圧水頭症(せいじょうあつすいとうしょう)といいます。

 

歩行障害を特徴とする認知症「正常圧水頭症」には、「特発性正常圧水頭症(iNPH)」と、「続発性正常圧水頭症」があります。

 

続発性正常圧水頭症とは、頭部外傷や髄膜炎などの脳の損傷に続いて起こる症状です。

 

特発性正常圧水頭症(iNPH)は、原因が分かっていません。

 

CTやMRIの画像では、脳の中心にある脳室が大きく広がって見えます。

 

アルツハイマー型認知症でも、脳の委縮が起こると脳室が広がって見えるので、鑑別が必要となります。

認知症で歩行障害を起こす正常圧水頭症の検査と治療

認知症で歩行障害を起こす正常圧水頭症の検査と治療についてご説明します。

 

脳の委縮による脳室の拡大なのか、正常圧水頭症なのかを鑑別する検査には、「タップテスト」があります。

 

タップテストは、腰椎(背骨の腰部分)に針を刺して、少量の髄液を抜き取る検査です。

 

髄液を抜き取る前と、後の歩行状態や認知機能テストの結果を比較して、後のほうがよくなっていれば、正常圧水頭症の可能性が高くなります。

 

治療は脳外科による手術で、溜った髄液を腹部に流す管を入れるものです。

 

正常圧水頭症は、慢性硬膜下血種と同様に、治る認知症です。

 

認知症で歩行障害などの症状が出たら、年だからとあきらめずに「物忘れ外来」などを受診しましょう。

 

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