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認知症の人が同じ話や言葉を繰り返し・・・もう疲れちゃう

認知症 同じ話

 

認知症の人が同じ話を繰り返すことに、疲れてしまっている方もいらっしゃるでしょう。

 

私自身にも以下のような体験があります。母と出かけた時のこと。

 

「まあ、こんなに高いマンションができちゃって、上のほうに住んでいる人は大変ね。」

 

「古い家は少なくなったね」・・・と私。

 

数十秒後・・・

 

「まあ、こんなに高いマンションができちゃって、上のほうに住んでいる人は大変ね。」

 

「エレベーターがあるから、大丈夫だよ」…と私。

 

数十秒後・・・

 

「まあ、こんなに…」

 

ああ、これは見える景色が替わるまで続くのだろうなあ、と痛感しました。

 

こんな体験している人、きっと多いですよね。

 

では、なぜ認知症の人の話しは繰り返されるのか、説明しましょう。

認知症の人の繰り返し行動や、繰り返される会話について

母の様子を見ていると、他に思い浮かぶ事が無く、会話を展開することができないのだろうと思います。

 

もちろん、一緒に出かけるから、少し興奮・緊張しているということもあるでしょう。

 

何処に行くのかを忘れて、不安になっているのかもしれません。

 

数十秒で、言ったことを忘れてしまうのは、認知症のお約束です。

 

これとは別に、同語反復という症状があります。

 

同語反復は、前頭側頭型認知症でよくみられるもので、何を聞いても答えは同じです。

 

私のお世話したケースでは、何を聞いても答えは「知らない」でした。

 

何を聞かれても、答えるのが面倒という印象も受けました。

認知症の繰り返しの言葉にどう対応するか?

暴言という訳ではありませんが、同じ話しばかりされると、介護者もキレそうになります。

 

しかし、決して大声や怒鳴るように、否定してはいけません。

 

否定されたという感情だけは記憶に残るので、この先の介護が困難になるからです。

 

相手が答えを求めてくるのでなければ、ニコニコしながら聞き流していれば良いでしょう。

 

やんわりと、「さっき聞いたよ」と、伝えることもよいでしょう。

 

同じ話しを繰り返されて辛い時には、認知症の人から少し離れた場所で過ごすというのもアリかなと思います。

 

そこに居るのは見えるけど、そう近くない隣の部屋とか。

 

やはり人間関係を解決するのには、ほど良い「距離感」が大切だと感じます。

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