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認知症テストの長谷川式認知症スケールについて

認知症テストの一つ「長谷川式認知症スケール」をご存知の方は結構いらっしゃるかと思います。

 

日々のニュースでも、話題に上ることが多くなってきた認知症。

 

ウチの家族は大丈夫だろうかと、心配になる方も多いのではないでしょうか。

 

医療機関でも使われる認知症テストに、「長谷川式認知症スケール」があります。

 

長谷川式の認知症テストは、心理学の専門家でなくても簡単にできるのが特徴です。

 

今回は、そんな認知症テスト「長谷川式認知症スケール」についてお伝えします。

長谷川式認知症スケールは、どんな認知症テスト?

認知症テストの一つ長谷川式認知症スケール(HDS-R)は、認知症のスクリーニングや進行度を見るために行われます。

 

まずは、準備するものからご紹介します。

 

  1. 長谷川式認知症スケールの質問用紙(ネット検索で簡単に手に入ります)
  2. 鍵・腕時計・鉛筆・めがね・スプーン・硬貨など、関連性の低い身近な品物5つ(ハンカチなどで覆って隠せるもの)

 

ところで、「長谷川式認知症スケール」では、何を見る認知症テストなのでしょうか?

 

では、長谷川式認知症スケールの質問と、認知症テストにおける質問のねらいを見ていきましょう。

 

(実際の質問用紙では、もう少し詳しく記載されています)

 

(1) お歳はいくつですか?=自分の認識について

 

(2) 今日は何年の何月何日ですか?何曜日ですか?=日にちの見当識について

 

(3) 私たちがいまいるところはどこですか?=場所の見当識について

 

(4) これから言う3つの言葉を言ってみてください。=聴覚の記憶力と記銘力

 

(5) 100から7を順番に引いてください。=計算力、注意力

 

(6) 私がこれから言う数字を逆から言ってください。=注意力、逆唱する理解力

 

(7) 先ほど覚えてもらった言葉をもう一度言ってみてください。=短期記憶力

 

(8) これから5つの品物を見せます。それを隠しますのでなにがあったか言ってください。=視覚の記憶力

 

(9) 知っている野菜の名前をできるだけ多く言ってください。=言葉が流暢に出てくるか

 

長谷川式認知症スケール(HDS-R)では、上記9問の認知症テストが行われます。

長谷川式による認知症テストの点数について

長谷川式認知症スケール(HDS-R)による認知症テストは、30点満点です。

 

19点以下は、認知症の可能性があるとされます。

 

ただし、長谷川認知症スケール(HDS-R)の点数のみで「認知症である」と診断はできません。

 

あと、長谷川認知症スケール(HDS-R)は、認知症テストであると同時に、認知症の進行度を見るためにも使われます。

 

点数が低くても、「どんなことが、どのように答えられているか」を知ることも大切です。

 

なぜなら、認知症の方の理解できることを知ると、日々の介護のヒントになることがあるからです。

 

長谷川式認知症スケールは、10分程度でできる認知症のスクリーニング検査ですので、とても気軽に行えます。

 

身近な人に認知症が疑われる場合、医療機関に受診する前に行えば、認知症の目安になりますよ。

 

長谷川式による認知症テストは、質問の仕方によっても点数が左右される可能性がありますので、使い方の注意点をよく読んでから行いましょう。

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